【作詞家志望 必読本】〜作詞少女詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話〜/ヤマハミュージック

作詞上達への道

「作詞少女〜詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話」レビュー

ヤマハミュージックから出版されている作詞入門ライトノベル「作詞少女〜詞をなめてた私が知った8つの技術と勇気の話」を読みました。

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この本を読んでいると、ただ闇雲に歌詞を書くことがとても恐くなってきます。それは、言葉を扱う責任を再確認させてくれる本だからです。作詞家志望の方には是非読んでいただきたい一冊です!一部引用しながらレビューを書いていきます。

ほんの少しだけどアタシらは人の無意識に侵食するようなものを扱っているんだ。だからこそ何を伝えるのかをもっとちゃんと見つめねぇとな。アタシは作詞家であり、作家だからこそ、未熟な自分から目を背けちゃならねぇんだ。“人の心にお邪魔する”わけだからな。(「第14話 音楽という呪術の話」361ページ)

歌詞もプロパガンダとなりうることを理解しておく必要性

この第14話を読み、大学生の時に読んだヒトラーの「我が闘争」に書かれていた以下の言葉を思い出しました。

新聞はピアノの鍵盤のようなものである。その弾き方によって、人々にあたかも天国を地獄に、地獄を天国に思わせることもできる。

ヒトラーはメディアでの大衆扇動、プロパガンダを通じ人の心を操ったとされています。私は、音楽(歌詞)も洗脳の一つになりかねないと思っています。

エンタメである「音楽の反復性」

音楽は聴くだけでなく、カラオケなどで歌ったり、日常で口ずさんだりと反復性が高いです。復唱すればするほど、脳内にその言葉が刷り込まれていくのです。

人の無意識に侵食するようなものを扱っているんだ。だからこそ何を伝えるのかをもっとちゃんと見つめねぇとな。(361ページ)

この言葉を忘れずに、作詞家さんにスポットライトが当たるような仕組みを作っていけたらと思います。

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