替え歌で歌ってみよう!

プロの作詞家 アドバイス

「ポエット」では「第1回目無料で楽曲化企画」にエントリー頂いた歌詞に対して、更に作詞家さんのスキルアップに繋がるように作詞家 大塚利恵先生よりコメントを頂いています。

\無料で楽曲化/エントリー歌詞から学ぼう

📕今回の作詞のポイント📗

✏️替え歌の練習をすると、詞先で書く場合にも良い効果が

✏️その場合は歌詞に縛られない洋楽がGOOD👍

大塚利恵先生からのコメント

『環境と感情』『生きたいよ』『イロコイ』の3作品、見させていただきました。どれもタイトルが良いですね。しかも、タイトルのタイプが全て違う所に幅の広さが窺えます。

作詞と作曲が分業の場合、メロディが先に作られることがほとんどの今ですが、SOU.さんの作品は、詞先ならではの雰囲気と、制限のない表現の自由さが際立っています。

ポエムではなく「歌詞」にこだわるなら…

「環境」と「感情」の韻がシュールでとても良いと思いました。

「心に入った縦の罅(ひび)」は、普通は「心に入ったひび」で終わってしまいがちな所ですが、「縦の」が入っている所に、イメージと気持ちの強さが伝わってきました。

「プラモデル」「園児みたいな」といった比喩は、作った人でないとわからないのだけど、紡ぎ出すのにパワーが要りますよね。イメージと、それを表現する力があってのことですから、素晴らしいと思います。

また、「よつん這いで」「量産型の」と言った言葉が、ここぞという所で絶妙に効いていますね。もし、ポエムでなく歌詞ということにこだわってゆくのであれば、替え歌の練習をお勧めします

オススメは洋楽

日本語の歌でもいいですが、洋楽の方が元の歌詞に縛られにくいので良いかもしれません。元の歌詞の意味やテーマは完全無視して、オリジナルを書いてみて下さい。

曲の構成、メロディの抑揚やアクセントにどう言葉を乗せるかなど、替え歌で学べることはとても多いです。リズム感も良くなり、リズムの引き出しも増えます。

作詞家も音楽家なのでリズム感は大事ですし、詞先で書く場合にも良い効果が出てくるはずです。替え歌を書いたら、歌詞を声に出しリズムに合わせて読み、できれば歌ってみて下さい。

SOU.さんがステップアップするために必要なことがきっと身に付くと思うので、よかったらお試しください。

大人になっても大事な遊び心

大塚利恵先生、ありがとうございました。
私は小学生の頃、「もののけ姫」の替え歌を友達と夢中になって作っていたことを思い出しました。
この記事の中で書かれている「大人になるにつれて失いがちな感覚」が作詞活動では大切にしたいことなんですね。

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大塚利恵
作詞家/作詞インストラクター/シンガーソングライター
<経歴>
1998年、ピアノ弾き語りシンガーソングライターとして、アンティノス・レコード(ソニー)からメジャーデビュー。
2004年から作詞家としての活動をスタート。
また、同時に作詞を教え始める。
音楽専門学校、ソニック・アカデミー、カルチャースクール、個人レッスン、自身が主宰する作詞教室でレッスンを行い、作詞という指導が難しいジャンルにおいて独自のメソッドを確立。多数の生徒をデビューへ導く一方、プロとして活躍するアーティストのレッスンも任されている。
<歌詞楽曲提供実績>
FUNKY MONKEY BABYS、春奈るな、たんこぶちん、水戸ご当地アイドル(仮)、楠瀬誠志郎、映画「二度めの夏、二度と会えない君」、TVアニメ「パズドラ」「ゆらぎ荘の幽奈さん」「ぬらりひょんの孫」、ゲーム、舞台、CM、自治体など多数。
https://rieotsuka.com
◆note.にて作詞のノウハウを無料掲載中。
作詞家大塚利恵の、毎日5分「ことばのドリル♪」

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