歌詞の“一人称”は必要最低限に

作詞上達への道

先日発表しました、第一回の結果発表。

今回は、作詞家大塚利恵先生から1作品ずつコメントをいただくことができました。

作詞家を志す方にとって参考になるアドバイスが沢山盛り込まれています!皆様、是非参考にしてみてくださいね。

作詞のポイント

歌詞の中で主人公の結論が責任をもってきちんと書けているとGOOD
タイトルのつけ方はライブやラジオなどでタイトルコールされた時に、サウンドが良く魅力的かどうか?をイメージしよう!
一人称は必要最低限に

▼テディさんの「私なり」はこちらをクリック

では、以下テディさんの「私なり」について、大塚利恵先生からのコメントです。


まず、タイトルが斬新で良いですね。

タイトルは、ライブやラジオなどでタイトルコールされた時にサウンドが良く魅力的かどうかが大事ですが、「私なり」はユニークな響きがあって、興味を惹かれると思います。

多分、最初は賛否分かれると思いますが、慣れると癖になるタイトルだと思います。

詞の内容も、葛藤を経て、最後に「私なりの賢さで〜見分けていきたい」と覚悟をしっかり示しているところが素晴らしいと思いました。

「自分(主人公)なりの今の答えを示す」=結論、ですが、当たり前のようで、それを責任持ってできていない作品も世の中には多々あります。

その点、テディさんの歌詞には説得力ある結論があると思いました。

歌った時に、「私」という一人称がちょっと多く感じるかもしれません。

もちろんキーワードではあるのですが、だからこそ必要最低限にするのが効果的です。

作詞している時、声に出して読んでいますか?

もしやっていない場合は、ちょくちょく声に出してみることをお勧めします。

歌の中では、人称をどう扱うかが結構繊細な問題になり得ます

私がnoteで連載している「ことばのドリル」に、人称のことも書いていますので、よかったら参考にしてみて下さい。

 


大塚利恵先生、ありがとうございました!

一般の方のアンケート結果と、プロの作詞家の先生の方のコメント、この2つを照らし合わせながら、歌詞を見るとまた違った発見があり大変興味深いですね。

 

現在、大塚利恵先生は、Note.にて2016年にメルマガ配信していた「作詞家大塚利恵の、毎日5分「ことばのドリル♪」」(加筆版)を掲載しています。無料公開中ですので是非ご覧ください。

▼大塚利恵先生が人称について詳細を書かれている記事はこちらをクリック

 

 

 

Profile:大塚利恵

作詞家 、 作詞インストラクター 、 シンガーソングライター。

1998年、ピアノ弾き語りシンガーソングライターとして、アンティノス・レコード(ソニー)からメジャーデビュー。2004年から作詞家としての活動をスタート。また、同時に作詞を教え始める。

音楽専門学校、ソニック・アカデミー、カルチャースクール、個人レッスン、自身が主宰する作詞教室でレッスンを行い、作詞という指導が難しいジャンルにおいて独自のメソッドを確立。多数の生徒をデビューへ導く一方、プロとして活躍するアーティストのレッスンも任されている。

▼作詞レッスンについて(無料カウンセリングあり)

LESSON | 大塚利恵 -RIE OTSUKA- OFFICIAL WEB SITE

<歌詞提供実績>

FUNKY MONKEY BABYS、春奈るな、たんこぶちん、水戸ご当地アイドル(仮)、楠瀬誠志郎、映画「二度めの夏、二度と会えない君」、TVアニメ「パズドラ」「ゆらぎ荘の幽奈さん」「ぬらりひょんの孫」、ゲーム、舞台、CM、自治体など多数。

▼詳細プロフィールはこちらをクリック。

PROFILE | 大塚利恵 -RIE OTSUKA- OFFICIAL WEB SITE

▼note『作詞家大塚利恵の、毎日5分「ことばのドリル♪」

▼大塚利恵official WebSite

大塚利恵 -RIE OTSUKA- OFFICIAL WEB SITE
作家、作詞インストラクター、シンガーソングライター 大塚利恵の公式サイト。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました